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『日本酒で乾杯!』("祈り" と "感謝")

 『うまい酒が飲みたい』 (橋本憲一 著)という書籍をご存じですか?

 私が、社会人になった頃(一昔前?)に読ませて頂いた書籍で、" 菊姫 " (菊姫合資会社)というお酒と、そこで杜氏を務めていた 農口尚彦氏(現 鹿野酒造株式会社 杜氏) のことが綴られていました。

 "うまい酒" が、人を魅了し、そして、それを造り出す人々の物語は、とても印象的で、その後、農口 杜氏にもお会いしたり、講演をお聞きしてみると、その人柄と情熱に更に魅了されるようになりました。


 ところで、この頃はまだ "酒" といえば、"日本酒" だったのかな? と、変な感慨を覚えました。


 日本酒の歴史は古く、神々に五穀豊穣などを、祈念、感謝したりする際に、日本酒が奉献されたり、あるいは直来(なおらい、『 神事に参加したもの一同で、神酒(みき)を戴き、神饌(しんせん)を食する行事で、神事を構成する行事の一つ。』 (Wikipedia 参照)に不可欠なお酒として、日本の風土や文化の中で育まれてきました。


 けれども、最近何となくですが、私たちが、"お酒を飲む"ことから、次第に"祈り"、"感謝" などの部分が減り、"酔う"、"楽しむ"、"のどを潤す"などの部分だけが残ってしまったのではと感じるのですが、思い違いでしょうか?


 "祈り"、"感謝"などの気持ちから、改めて 『 日本酒で乾杯 ! 』 は、いかがでしょうか?

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