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日本酒 と 日本語(3)

 タイトルは、最初「日本酒 と 漢字」としたのですが、よくよく考えると「日本酒 と 日本語」の方が、良かったと思い、タイトルを変更させて頂きました。

 さて「日本酒」と「日本語」の似ている部分の2つ目ですが、その発展の仕方が、どちらも日本的だと思うことです。

 当たり前と言えば、当たり前なのですが、日本の気候風土や文化、気質が、独自の言葉「日本語」とお酒「日本酒」を育んだといえると思います。

 具体的には、「日本酒」は、「コウジカビ」と「酵母」を利用し、「糖化」と「発酵」を同時に進行させる「並行複発酵」(へいこうふくはっこう)のお酒で世界に類をみないお酒です。

 一方の「日本語」は、「漢字」と「かな」をバランスよく使い、それ自体に意味を持つ抽象化された「漢字」と、発音をあらわす文字で意味を構成する「かな」の二つを同時に使って表現する言葉です。

 「白川静 漢字に遊んだ巨人」をみていて、普段何気なく使っている「日本語」も様々な工夫がされ、その中で2つの要素をたくみに利用して独自のものに発展させているところが、私にはとても新鮮で興味深く感じられ、「日本酒」にも通じるものを感じました。

 <つづく>

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