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お酌禁止令?

過日(6月6日)の朝日新聞で『長野県庁 お酌禁止令』という記事がありました。


「お酌禁止令」のきっかけは、『長野県内の蔵元が3月、県庁に日本酒のPRの要請に訪れた時の一言だった。』(記事抜粋)らしいのですが、思わぬ方向に発展してしまったようです。


その一言とは、
『最近はお酌を嫌う若者も多い』(若葉会 副会長)です。


その結果。


『「お酌の習慣は欧米にはない。嫌々飲まされるという日本酒のイメージをなくすにも、お酌はいらない」』(長野県 副知事)

『年度替わりの県幹部の送迎会の冒頭あいさつで、「お酌禁止」を宣言。その後もあいさつを頼まれれば、必ず「手酌で自分のペースで飲みましょう」と呼びかける。」』(長野県 副知事)

という事になってしまい。


『「つぎに回らなければという気負いや、空けなくてはというプレッシャーがなくなった」』(県秘書課の女性職員)

『「宴会後、おちょこやコップに残っている酒が減った」』(男性幹部)

と言うコメントや。


『「日本には、客に対して多くの食事や酒を振る舞うのが礼儀という文化があった。お酌は正しく機能すれば、もてなしや気配りの表れとして本来有用であるはずだ。ただ、無理強いしてパワハラまがいになりかねないという弊害があるのも事実。県庁など上下関係がはっきりしている公的な所で、立場の上の人がお酌禁止を言うと、酒に弱い人や若い人が宴会に行きやすくなり、良いことだと思う」』(酒文化研究所(東京)社長)


『「手酌で自分のペースで飲む方が、若手も気軽に上司と飲みに行けるのではないか。上司もつがれ過ぎて、次の日に頭が痛いなんてことが減るかも。警察は階級社会だが、(お酌なしを)採り入れることはできるでしょう」』(長野県警本部 課長)

など外部の方のコメントがでています。

なお、新聞では、石毛名誉教授(国立民族学博物館)のコメントが添えられています。


『ヨーロッパは昔から乾杯の文化があり、みんなで同時に杯を空けることで一体感を共有していた。日本に乾杯の習慣が生まれたのは明治時代以降で、それまでは同じ杯から回し飲む事によって連帯感を育んだ。』(新聞の抜粋、もう少し詳しく後ほどアップします。)

個人的には、お酌=日本酒 というよりも、お酌=ビール の方が、現在では圧倒的に多いので、それを日本酒のイメージにつなげてしまうのは、とらえ方が違っているようにも思います。


また、日本酒は、最近の調査では、年代性別に関係なく愛飲されているとの報告もあります。


なお、長野県の北部には、「北信流」(ほくしんりゅう)という盃事(さかづきごと)があり、 確かに個人的に「オサカナ」は、チョット苦手(笑)ですが、郷土の風習として考えています。


本来は、「長野県原産地呼称」に認定された日本酒の広報が目的だったのですが、思わぬ記事にされてしまったようです。


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