カテゴリー「07)水」の5件の記事

野尻湖と北信の地質

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 日本酒が、主題のブログですが、近頃、地層や地質のことが多くなっています。(汗)

 「水」は、日本酒にとって、とても大切なことで、良質な水を得るには、地質や地層が決め手になり、ある一つの事実が分かると、そこから色々と類推ができ、まるでパズルのように面白いところがありますので、お付き合い下さい。


 まわりの風景が、違って見えたりします。


 さて、今日は、野尻湖ナウマン象博物館で火山灰の観察会があったり、「北信地域の地質と地震」(信大教育学部 赤羽教授)と題した講演会がありました。


 観察会は生憎 時間の都合がつかなかったのですが、野尻湖ナウマン象博物館を久しぶり訪れたり、講演会を聞くことが出来ました。


 概略は、

・信濃町や飯綱町は、かつて善光寺平と同じぐらいの標高だったが、隆起や火山活動によって現在のような 地形になったらしい。
 ちなみに、標高は、長野駅 360m、牟礼駅(飯綱町)480m、黒姫駅の670m で、310mも違います。

・戸隠連峰が形成され、斑尾山ができ、その後、飯綱山が出来たころ(約50万年前)に、斑尾山と飯綱山の間(富士里地域?)の川が、飯綱町へ流れこみ、一体が「湖」になっていた。

・その後、飯綱山からの溶岩流?によって、弊社のある古間地域へその川の流れ(主流)が変わった(約30万年前)が、やがて、斑尾山からの土石などによって、流れがせき止められて古間 一体が「湖」になった。

・その後、黒姫山ができ、その土石が、斑尾山から西に延びる渓谷を埋めて、野尻湖が形成されたらしい。(写真は、野尻湖の入り江(斑尾山側))

・一方、古間を中心とした「湖」は、地殻変動などによって水量が減少し、湖底(柏原、古間、富士里)が現れる様になるが、再び、鳥居川の浸食を受けて、段丘構造になった。

といった様な流れになるようです。


 ところで、 弊社の周辺を2度、鳥居川が流れていた事になるのですが、その前はどの様になっていたのでしょう?


 どうやら「湖」(低水位?)があった様なのですが ... 、どの様な「湖」かよく分かりません。


 もしかすると、飯綱山や黒姫山がない時代ですので、斑尾山側からの川がどこかにあり、やがて飯綱山の隆起により、その流れが変わり、湖になった ... ?(笑)


 どうやら、北信五岳(戸隠、斑尾、飯綱、黒姫、妙高)が、形成されながら、複雑な背景がある様です。

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「日本酒と水の関係」から

日本酒と水は、関係がとても深く、その発酵に大きな影響を与えています。


「そんなことは、言われなくても」といったところだと思いますが、江戸時代の後半までよく分かっていなかったことで、当時、水を別の場所から運んで来て日本酒を仕込むなんてことは、突拍子もないことだったようです。

そうしたことがきっかけで、兵庫県にある「宮水」(みやみず)が、まさに発見されたそうです。

この「宮水」は、「 井戸の近くを流れる川の伏流水と、六甲山の花崗岩を通り抜けてきた水と、海から塩分を含んだ海水が微妙にまじりあって湧いた水 」(宮水 参照 )と言われ、その地質とか地層が深く関係しています。


信濃町の場合は、周りを「五岳」に囲まれ、そして、静かな湖畔の「野尻湖」があります。


今まで気にしてなかったのですが、その「五岳」の成り立ちは、それぞれ異なっていました。


時代の古い順に並べると次の様になるようです。
(ウィキペディア 参照ですので、ご注意下さい。)


戸隠山
 地層は、400万年から200万年前の中新世から前期更新世で海底部分で構成され、270 万年前から 30万年前頃の間に、マグマの貫入と急激な隆起があり、山が形成。

斑尾山
 第四紀の約100万年前の火山で、40〜30万年前に周辺に火砕流を発生させた後、火山活動を停止。

飯綱山
 現在から約25万年前に噴火を始めた二重式火山で、約5万年前まで活動。

黒姫山
 約17万年前ごろから火山活動を初め、4万年前ごろに現在の中央火口丘(小黒姫)を形成した。

妙高山
 活火山。安山岩の成層火山で、本来の山頂は標高2,800 〜 2,900m程度であったと推測される。
 約2万年前頃にカルデラが形成され、約8000年前の大噴火により山体崩壊。
 約6000年前にカルデラ内での活動により中央火口丘が形成され、現在に近い形となった。
 約5300年前と4200年前にもマグマによる活動が記録。
 約3000年前の水蒸気爆発の堆積物も確認出来る。


それぞれ形成の過程が異なる為か、その周辺の水質も異なっていて面白いと思われます。
また、戸隠地域には、貝の化石が存在していて、妙高地域では、温泉が点在しています。

当社の周辺地層も、五岳の形成によって色々な影響を受けているように思います。

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信濃町の地層と地下水。(2)

全国各地で同様の問題があると思うのですが、信濃町でも、いま産業廃棄物問題が出ています。

賛成反対それぞれの言い分があると思うのですが、良質な地下水が、必要であるものにとっては、他人ごとと思えない問題です。

実際、それに該当する地域は、断層・水脈などがあり、産業廃棄物を処分するのに適していないと言われています。

さて、今回の下水道に関連した調査で感じるのは、地下水は、結構、複雑に関連し合っていて、「絶対影響が出ない」というのは、条件がかなり良い場合なのだと感じるようになりました。

特に信濃町だからなのか分かりませんが、同じ場所でも深さによって、性質の異なる地下水が存在していて、それぞれの層の水が影響していないとは、一概に言えないように感じます。


また、聞くところでは、信濃町には思いがけないところに湧水があったり、表面的には同じでも地層が異なっている場所があり、中には、「古海水」(こかいすい)と言われる古代の海水が眠っている地層もあるそうです。

戸隠地域では、貝の化石がありますが、フォッサマグナを含めた地殻変動が、周辺の地層の形成に、大きく関わっているようです。

地下水の由来を探ってゆくと、地層の知識が必要になり、取り止めがなくなってしまいました。

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信濃町の地層と地下水。

最近、弊社の周辺では、下水道の整備が行われ始めていて、その下水道管の埋設工事で、地下水の量や、水質が変わらないようにするため、事前の調査が行われています。

ご近所の方は、何やら見慣れないボーリング調査に、注目度も高いみたいですが、「温泉」を試掘しているわけではありません。(笑)


ご存じのように、酒蔵の立地条件には、「水」が、欠かせないこともあり、私も、以前より地下水や、湧水に感心は強かったのですが、最近、特に周辺の地層や地質に強く関心を持つようになりました。


近ごろは、名水を求め他所からそれを運搬する蔵元もあるぐらいですが、弊社は、良質な湧水が、現在の地にあったので、そこを井戸にしたと言われています。


ところで、弊社のある「古間」は、昔からの言い伝え?で、「ふるぬま」(古沼)がなまった地名とも言われているようですが、最近の地質調査で、湖底に堆積した様な地層が確認されています。


「どの様に、現在の地形になったのだろう?」

「 いつ頃まで、湖底だったのだろう? 」

「鳥居川の流れは、どの様に変わったのか?」、などなど。

とりとめののない事ですが、推理時代小説みたいで面白さがあります。


そして、時として「ハッ」とする様な発見があります。

その一つとして、


弊社のある場所(多町)や、古間商店会のある場所(仲町など)は、いずれも鳥居川によって削られた「段丘」の間にあるらしい、ということです。


その為、長野方面から来ると、(丘からの)下り坂が続き、弊社のある地点(底)を過ぎると、また上り坂(丘)になり、今度は、現在の鳥居川をはるか下(底)にする橋を渡り柏原(丘)に到ります。


言い方を変えると、信越富士通のある地点、信濃中学校や十一屋さんのある地点、そして、柏原地区とは、以前つながっていた時代があって、その後、鳥居川が流れを変えながら現在のような地形になったらしいと言うことです。

実際に、富士里の「原」と柏原の「仁ノ倉」の中間ぐらいから、下流の段丘をみると分かりやすいかもしれません。


今までは、あまり気にせずに上り下りしていましたが、何だか妙に合点がいっています。


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「水の日」

 平年より12日ほど遅れて、やっと梅雨が明けたようです。

 これは、昨年に比べると、2日遅れ。
 昨年のお米は、酒造りには難しかった印象がありますので、心配が先に立ってしまいます。

 今年は、少し生育が遅れ気味ですが、好天に恵まれて良質なお米になりますように !!


 ところで、今日は、「水の日」。


 弊社の辺の山々には、自然の湧水が各所にあり水道水源にもなっています。

 何カ所か訪れたことがあるのですが、祠(ほこら)があったり、神聖で独特な雰囲気があります。
 日本は、水道が十分に整備され、その存在を忘れがちですが、改めて自然への畏敬を感じます。

 最近では、都市化や開発が進んだり、地下水利用の影響を受けて、水質が変わってしまうことも増えているようですが、地球温暖化にも似て、壊してしまったものを技術などで元に戻そうと苦労しているような感があります。

 この様に、生命に欠かすことの出来ない "水" ですが、清酒造りにも不可欠です。

  "水" がどの様に酒造りに影響するのか、まだ分からずにいた頃、良質なお酒を求めて試行錯誤の末、やっと水の違いだと江戸時代後期に発見され、今ではそれを「宮水」(みやみず)と言っています。
 ("桜正宗"醸造元 桜正宗(株)「宮水」発見の経緯


 弊社では幸い井戸水で仕込を行っていますが、今後も良質で豊かな水を願って止みません。


( 「水の日」 )
 「限りある資源を大切にしよう」と国土庁が1977年(昭和52年)に設けた日。8月は1年の間でも水の使用量が多い月なので、この日から1週間を「水の週間」として節水を呼びかけている。
 (日本記念日協会 参照)

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